竹原慎二以来の日本人ミドル級王座なるかとなった村田選手の試合。
試合前に3人のジャッジ、レフェリーの出身国を見た時、点数が割れる可能性があると思った。
ジャッジの出身国はUSA パナマ カナダ
日本の中継、会場で声援やアナウンスを聞きながら村田頑張れと思いながら見ていると、村田のいい部分を中心に見ていく。
でもジャッジはそれに影響されないように見なければならない。
ルールは色々団体によって多少変わるが基本的に1Rずつ有利なラウンドを取った方が10点、不利だった方が9点で付けていく。
例えば1Rで村田が手を出さなかったので手を出していた相手のラウンドとなり10対9で相手取ったのラウンドとなる。
これを12ラウンド行った得点で判定される。
1度ダウンがあったラウンドは10対8となり、2点差となるのが基準になる。
この試合はなかったが反則等の行為があった場合はそのラウンドに減点でマイナス1ポイント等となる。
自分もボクシングを見るのが好きで毎日のように昔見ることの出来なかった世界の有名な選手の試合をYouTubeなどで見て楽しんでいる。
子供の頃は毎月、月刊ボクシングマガジンを買って部屋にボクサーのいろんなポスターを貼っていた(笑)
今回も素人ながら採点して見ていた、悪く見ても採点した結果は117対111で村田の勝ちで付けてた。
だが結果は2人が相手の勝ち、1人は村田の勝ちとして2対1で村田の負け。
ジャッジのスコアを見てみると後半8Rから12Rの4Rは全てのジャッジが相手の勝ちラウンドとしている。
自分のスコアを見てみると最後の4R全部村田が取っているとしている。
ここは多分いつの間にか村田ひいきの目で見てるんだと思う。村田がんばれ、倒せ、勝てる!って気持ちでね。
どこで相手にポイントがついたとするかは手数。
有効打は無くともパンチを出してる数と多少なりとも顔やボディにカスったとしても当たってるとしてる部分があるんだろうね。
有効打としたらあからさまに村田の方があったのだが、まともなダメージを与えた有効打のあったラウンド以外は全て下がりながらでも手数の多かった相手を優勢とした。
そういう見方をしたジャッジが二人いて、アナウンサーや解説の言うような有効打を同じように有効打としてとってたジャッジが1人だった。
ボクシングではいくらでもこんな結果はある。
ダメージを与えたときにまとめたパンチを追加して倒しにかかればもう少し結果は違ってたかもしれないが。
村田は基本的に手数の少ない選手で頭を振ってパンチを避けるよりガードしてパンチを殺すタイプ。そこもジャッジが割れやすい所だろうね。
勝ってると思って最後4Rの詰めが甘かったのかもしれない
強かったのは村田の方が強かったと思う。
ボクシングはスポーツ。
ミドル級は世界で層の厚い強豪だらけのクラス
日本人の平均の身体のサイズで行くと選手の数も少ないため、竹原慎二のミドル級チャンピオンは奇跡と言われるぐらいだった。日本人でこのクラスの世界チャンピオンは向こう100年出ないかもしれないとまで言われてきた中で村田選手のチャンス。
年齢を考えるともう1度、2度ぐらいかもしれない。
再戦をするなり、もう1度チャンピオンを目指して屈辱を、ぜひ晴らしてほしい。
世界のボクシングの中心は中重量級だと思うし、この辺りのクラスで戦う世界のボクサーはスピードもテクニックもすごい。
そしていつか海外、MGMなんかで活躍するチャンピオンが日本から生まれてほしいなと思う。